【S27最終654位】ハイパー黒バドザシアン
コンセプト
黒バドを通す。
マッチングした時点で負けが確定するようなポケモン、並びをできるだけ作らない。
構築経緯
①禁止伝説環境でずっとともに戦ってきたタスキ黒バドを構築の始点とする。
②黒バドが苦手とするイベルタルを対面で処理できると考えザシアンを採用。
③イベルタルを後投げから処理。
④相手のザシアンを削る。
裏のポケモンを通す場を整える。
⑤相手の黒バド、メタモン、ジガルデ、サンダーを意識しリゴン2を採用。
⑥相手の壁展開にあらがえるダイマックスできる物理アタッカーとして、
個体紹介
わんぱく(B↑C↓) 181(252)-114-178(84)-*-158(172)-25(個体値0)
HB-メタモンコピーザシアンA+2きょじゅうざんを98%で2耐え
HD-C+1おくびょう(S↑A↓)黒バドのアストラルビットを最高乱数切り耐え
A-CS黒バドをジャイロボール確定2発
CS黒バドをダイスチル乱数90%で2発
メタモンコピーザシアンをゴツメ2回+てつのトゲ2回+ジャイロで確定
ヨプのみ(かくとう技半減実)ではないので、ザシアン・ウーラオスのインファイトがきついが、ザシアンのきょじゅうざんやじゃれつくに合わせて後出しすることで、黒バドのアストラルビットまたはダイホロウ圏内に安定して入れることができた。
またメタモンにコピーされたザシアンにも後投げできるよう調整した。
本構築では技構成はこれで完結していると考えており、状況や裏のポケモンに合わせてステロ、でんじは、やどりぎのタネを正しく選択することができればかなり有利に試合を進められると感じている。
カバルドンなどのあくび展開やカイオーガにはやどりぎのタネ、ダイジェットなどでSを上げてくるポケモンにはでんじは、タスキをつぶすこと・削りを入れたいときはステルスロックと、裏の黒バドやザシアンを通す上で場を整える力はすばらしい。
いじっぱり(A↑C↓) 221(244)-211(252)-152(12)-*-75-60
がんせきほう じしん れいとうパンチ ほのおのパンチ
HB-ようき(S↑C↓)AS特化ザシアンのきょじゅうざん確定耐え
A-いじっぱり(A↑C↓)H252B12ザシアンをダイアースで確定1発
いじっぱり(A↑C↓)H252B12ザシアンをじしんで乱数18.75%で1発
ASザシアンをじしんで確定1発
CS玉イベルタルを玉ダメ、砂ダメ込みで87.5%で落とせる
(後出し→ダイロック)
イベルタルに後投げできるポケモンを模索しチョッキドサイドンに行き着いた。
CS玉イベルタルが多いと感じていたため、イベルタルのダイジェットに合わせて後投げ→玉ダメ→ダイアーク→玉ダメ→ダイロック→砂ダメ→ダイジェットorダイアーク→玉ダメ→砂ダメで乱数87.5%で落とせる。
天候すなあらし状態はタスキ黒バドと相性が悪いので実際にこの動きをすることは少なかったが、相手構築によってはそういった処理ルートもあるということがよかったと思う。
ザシアンにもあらがえる調整としていることで選出もしやすくなった。
また副次的な要素としてサンダーにめっぽう強くでられるのがえらい。
技構成は本構築においては完結していると思っていて、ジガルデ・ランドロスへのれいとうパンチ、ナットレイへのほのおのパンチが刺さることもあり、また選出しやすくなる要因でもあった。
高耐久、高火力、広技範囲で相手を崩していくのがかっこいい。
ポリゴン2@しんかのきせき アナライズ
なまいき(D↑S↓) 192(252)-*-122(92)-125-149(164)-72(個体値V(31))
HB-C+1おくびょう(S↑A↓)黒バドのサイコショックを乱数99%で2耐え
HD-おくびょう(S↑A↓)玉サンダーのダイジェットを乱数98%で2耐え
イカサマ-A個体値V(31)CS黒バドをアナライズイカサマで確定1発
黒バド、サンダーへの回答。
メタモンにコピーされた黒バドの処理も担当。
黒バド・玉サンダーはほぼおくびょう(S↑A↓)かと思っていたので、本調整が活きた。
火力方面に努力値を割いていないのは特性アナライズにより補った。
ジガルデにあらがえる手段としてれいとうビームを採用。これもよかった。
非常に強かったが、S個体値や性格補正、技構成は調整の余地がある。
アナライズを活かすためS個体値を0にするかや、対象のポケモンを想定しS下降補正からA下降補正にするかなどを検討するのがよいかと思う。
技構成に関してもイカサマ、れいとうビーム、じこさいせいはよいと思っているが、でんじはのところは他の技のほうがよいかもしれない。
でんじはではアナライズとのシナジーが悪いが、黒バドを通すというコンセプトの本構築ではダイジェットでSを上げられ、黒バドのタスキをつぶされることを考えると悪くない。
しかしサンダーなどでんきタイプやジガルデなどじめんタイプにでんじはが効かないことから、スピードスワップやトリックルームといった技からの切り返しのほうが対応力は高いかもしれない。
また、ノーマル技を採用しタイプ一致技を撃てるようにすること、ダイアタックによりS上昇を抑えるなどの方法も考えられる。
最も技構成に悩んだポケモン。
そして最後の1勝のときマウンドに立っていた胴上げ投手ポケモン。
やるときはやる仕事人。
バドレックス(こくばじょうのすがた)@きあいのタスキ
じんばいったい(きんちょうかん・くろのいななき)
おくびょう(S↑A↓) 176(4)-*-100-217(252)-120-222(252)
アストラルビット サイコショック はかいこうせん わるだくみ
HD-おくびょう(S↑A↓)玉サンダーのダイジェットをダイマックスで乱数3.9%で2発
ひかえめ(C↑A↓)玉サンダーのダイジェットをダイマックスで乱数74.21%で2発
HBサンダーのダイジェットをダイマ状態で確定4発
C-ダイホロウでCSサンダーを乱数62.5%
ダイホロウでHBサンダーを確定2発
+1アストラルビットでHB非ダイマサンダーを確定
+2ダイアタックでCSイベルタルを確定
本構築のエース。おくびょう最速CSタスキ黒バド。
はかいこうせんの採用以外は特徴のない普通のタスキ黒バド。
バンギラスが少ない環境はタスキ黒バドには追い風で、悪ウーラオス、ミミッキュ、メタモン、エースバーン、イベルタルあたり以外にはとにかく強い。
裏のポケモンや相手の行動に合わせることがこのポケモンを使う上でとても大事かと思っている。
アストラルビット圏内のザシアンに対してタスキを削られないように倒すのか、わるだくみを積むのかといった選択を間違えないことが大事。
裏のポケモンやステルスロックを巻いているかなどの状況により正しい選択をしていくことで無類の強さを発揮する。
ミミッキュ、悪ウーラオス、エースバーンがいる場合は先制技を封じられるサイコフィールドにするため、よきタイミングでダイサイコを撃つなども重要。
またCSイベルタルはわるだくみ→ダイアタックで倒せるので、ダイマックスされてもダイアタック→ダイアタックで押し切れる。
ダイアタックはサンダーやホウオウのS上昇を抑える使い方や、マヒ状態で最速S-1ジガルデの上をとれるなど多様な使い方ができる。
対応力の高さという点でもはかいこうせんをおすすめしたい。
技構成、努力値、性格補正、持ち物、あらゆる面で現環境において自分の中では答えとなる黒バドレックス。
ぜひ使ってみてください。
ふかしのこぶし
ようき(S↑C↓) 175-182(252)-120-*-81(4)-163(252)
すいりゅうれんだ つばめがえし かみなりパンチ アクアジェット
HB-ようき(S↑C↓)玉エースバーンのダイジェットをダイマックスで確定耐え
ようき(S↑C↓)AS+1ザシアンのじゃれつくをダイマックスで確定耐え
HD-おくびょう(S↑A↓)玉サンダーの10まんボルトはダイマックスで確定耐え
おくびょう(S↑A↓)玉イベルタルのデスウイングをダイマックスで確定耐え
おくびょう(S↑A↓)カイオーガの玉かみなりをダイマックスで確定耐え
A-ダイジェット→A+2ダイサンダーでCSダイマカイオーガを確定
相手から見えない勝ち筋、予想外の型としてじゃくてんほけん水ウーラオスを入れたが、本構築における要検討枠。
はまれば全抜きの可能性もあるポケモンだがはまらなければへっぽこの癖が強いポケモン。
一定数いた壁展開に対してあらがっていける点、かげうち、ふいうち、でんこうせっか以外の先制技を使える点が良い。
ダイウォールがほしい場面もあったので、黒バドを通す上でシナジーのあるこわいかおやダイマからしに使えるこらえるなど技を採用するのも強いと思う。
はまれば強いけど、他のポケモンほかの型を検討してもよいかと思うポケモン。
(本構築では色違い)
ザシアン(けんのおう)@くちたけん ふとうのけん
いじっぱり(A↑C↓) 199(252)-227(132)-136(4)-*-140(36)-179(84)
HD-おくびょう(S↑A↓)玉イベルタルのダイバーン確定耐え
玉ダメ込みできょじゅうざん→せっかで90.62%で落とせる
S-最速110族抜き
最強相棒ポケモン。
黒バドを使うにあたり、イベルタルがきついので対面勝てそうなせっかザシアン。
その高耐久、高火力で葬ったポケモンは数知れず。
調整、技構成などは検討の余地あり。
メタモンがいるときは扱いが難しく、けんまいを積むかどうかなど間違えないようにしなければならない。
相手にダイマックスがない状態であれば相手の技構成次第ではあるが日食ネクロズマにもあらがっていける。
現環境2体目の禁伝ポケモンとしてその真価を発揮しているポケモン会のスコッティ・ピッペン。
選出
特に決めていないが黒バドの選出率はかなり高かった。
相手の構築を見て、型ややりたいことを予想し対応できるような選出を意識した。
重いポケモン
エースバーン:タスキカウンター、ふいうちが強すぎる
その他きついと感じるポケモンは多々あったが、エースバーンが1番つらかった。
他はなんとか対応できるようがんばる。
結果
TN:りょうsw 最終654位 177勝140敗
レンタル
よければ使ってみてください。
最後に
自分の感想などですので、興味のない方は読み飛ばしてください。
剣盾からポケモン対戦をはじめて、ずっと目標としてきた最終3桁順位を達成することができて本当にうれしいです。
支えてくれた、応援してくれたすべての方に感謝しています。
ありがとうございました。
禁止伝説環境がずっと続く中で、択ポケモンとしてあまり好かれていないと感じる黒バドレックスですが自分には非常に使いやすく、この環境をずっと一緒に戦ってきました。
個人的には黒バドは初心者にもおすすめの禁止伝説です。
ポケモン対戦においてサイクル戦が強いと思っている私ですが、サイクル戦は様々な選択肢とその先を予想しなければなりません。
ポケモンをはじめたばかりの方では、知識的にも経験的にも様々な選択とその先を見通すのは難しいと思います。私もとても苦手です。
しかし黒バドレックスは抜き性能が高いため、「これもう黒バド通して勝ちじゃね?」といったように勝ち筋が非常にわかりやすいです。
また、その抜き性能の高さから相手への圧力がすさまじく、選出やプレイングの予想もしやすいです。
もしこの記事をお読みの初心者の方がいらっしゃいましたら、ぜひとも禁止伝説環境では黒バドレックスを使ってみてください。
私は目標を達成したら別のゲームをやろうとずっと思っていたので、今後別ゲーをプレイしていくと思います。
今後もポケモンを継続してプレイされる方、これからポケモンをプレイされる方、がんばってください。
応援しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。